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父親が亡くなったため、認知症の母親に成年後見人を選任してもらい、母親の収入管理と父親の遺産分割協議を行った事例
状況と対応内容

依頼者は、50歳の女性Aさんでした。
Aさんの両親は、自宅で生活していましたが、5年ほど前に母親が認知症になり、父親が母親の面倒を見ていました。しかし、昨年父親が亡くなってしまい、同じ敷地内に自宅を建てて住んでいる弟が母親の面倒を見るようになりました。
ところが、弟は、父親の遺産や母親の不動産収入などを全く明らかにしないので、Aさんは困ってしまいました。そこで、相談を受けた当事務所の弁護士が、母親の成年後見開始を申立てをして、弁護士の成年後見人が選任されました。

現在は、この成年後見人が母親の財産を管理し、また、成年後見人、Aさん及び弟の3人で、父親の遺産分割協議をしています。

認知症の母親から預金通帳などを持ち去った長女に対し、代理権のある保佐人を選任して、長女から通帳類を取り戻した事例
状況と対応内容

依頼者は、48歳の男性Bさんでした。
Bさんには、45歳の妹がいますが、この妹が、1人暮らしの母親の自宅を訪れ、心配だから自分が管理すると言って母親の預金通帳や印鑑を全て持ち去り、返還するように言っても返しませんでした。Bさんの母親は、認知症のため財産管理に不安がありましたが、後見人を選任するほどの状態ではありませんでした。

そこで、相談を受けた当事務所の弁護士が、Bさんの母親について保佐人の選任の申立てをし、同時に、保佐人が、母親に代わって金融機関との取引一切を行うことができるように、代理権付与の申立てもしました。この結果、母親に弁護士の保佐人が選任され、保佐人が妹から通帳等の返還を受けてくれました。

現在は、保佐人が母親の預金を全て管理しています。また、高齢の母親が1人で暮らしているのは危険なので、Bさんが探してきた有料老人ホームに母親を体験入所させ、その様子を保佐人に見てもらい、保佐人の同意を得て、有料老人ホームとの入居契約を締結しました。

高齢の女性と財産管理契約及び任意後見契約を締結し、女性の長女から女性の預金を取り戻し、生活費を確保した事例
状況と対応内容

依頼者は、80歳の女性Cさんでした。
Cさんは、マンションを所有しており、家賃収入が月額90万円ほどありましたが、Cさんの長女がその家賃収入全部を管理し、Cさんにほとんど渡してくれませんでした。 Cさんは高齢でしたが、財産管理能力がありましたので、Cさんと任意後見契約を締結し、さんには老人ホームに入居してもらいました。

この任意後見契約では、オプションで直ちにCさんの財産の管理を開始することになっていましたので、家賃収入を管理している長女と交渉し、家賃が振り込まれる通帳、キャッシュカード、印鑑や家賃収入を管理するために必要な書類すべての引き渡しを受け、Cさんの財産の管理を開始しました。

現在、Cさんは、老人ホームで生活しており、その費用は、当事務所で管理しているAさんの家賃収入から支払っています。また,Cさんの税金、Cさんのマンションの管理費用なども、事務所で管理しているAさんの家賃収入から支払っています。 今後、Cさんが判断力を失った場合には、裁判所に後見監督人の選任を請求します。

高齢の地主さんと跡継ぎの長男との間で財産管理契約及び任意後見契約を締結した事例
状況と対応内容

依頼者は、53歳の男性Dさんでした。
Dさんの父親は、多数の土地を持つ地主さんで、Dさんを跡取りにして、先祖代々受け継いだ土地をDさんに受け継いでもらいたいと思っていますが、まだ何の法的対策も取っていませんでした。

Dさんは、このまま父親が認知症になったり、亡くなったりした場合には、父親の土地を巡って弟たちと争いが起こるのではないか心配です。また、父親は、自分の子供ではない赤の他人が自分の財産を管理することは、絶対に嫌だと言っています。そこで、相談を受けた当事務所の弁護士が、Dさん及び父親と協議し、Dさんと父親との間で、財産管理契約及び任意後見契約を締結してもらいました。

これによって、Dさんは、父親が亡くなるまで父親の土地を管理できることになりました。さらに、公証人に依頼して、他の兄弟の遺留分に考慮しながら、できるだけ多くの土地をDさんが取得できるように、父親の公正証書遺言を作成してもらいました。現在、Dさんの父親は、Dさんに土地の管理を任せ、何の心配事もなく毎日のんびり暮らしています。

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